研究課題/領域番号 |
16K08761
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
寄生虫学(含衛生動物学)
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
加藤 健太郎 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (50508885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 赤痢アメーバ / レクチン / 溶血活性 / 赤痢アメーバレクチン / 原虫 / 寄生虫レクチン |
研究成果の概要 |
赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)および非病原性のE. disparのレクチン(Igl)にはIgl1とIgl2のアイソフォームがあり、すべてに溶血活性があった。E. histolyticaとE. disparではEhIgl2とEdIgl2の発現量は同等だが、EhIgl1の発現量がEdIgl1よりも高い。E. histolyticaのEhIgl1発現抑制株では、親株と比較して溶血活性が低く、EhIgl1の発現量がE. histolyticaの溶血活性に影響を与えることが示された。 また、EhIglのアミノ酸配列の中の60アミノ酸に溶血活性部位が存在することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)のIglのC末端側に溶血活性ならびに細胞障害性が存在することを明らかにしており、その発現量が溶血活性に影響を与えることを明らかにできた。このことより、EhIgl1のC末端側を抗体あるいは薬剤でブロックすればEntamoeba histolyticaの溶血活性を抑制でき、感染予防と発症を同時に行うことができる可能性がある。
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