研究課題/領域番号 |
16K08777
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 国立感染症研究所 (2018) 広島大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
菅井 基行 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, センター長 (10201568)
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研究分担者 |
久恒 順三 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (40513180)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | CA-MRSA / ST8 / TSST-1 / 病原性 |
研究成果の概要 |
皮膚感染症由来の黄色ブドウ球菌株において、PCRによるgenotypingを行いCA-MRSA-ST8-SCCmecIVl株の分離頻度を調査した。560株のうちST8に属する株が22.7%で褥瘡、開放膿、非開放膿の順で検出された。全体に占めるST8-SCCmecIVlは4.8%、ST8全体の21.3%がSCCmecIVlであった。ST8-SCCmecIVl株の毒素産生制御機構を明らかにする為、RNA-SeqによりTSST-1を保有するST5と比較した結果、tst1遺伝子の発現はST5よりもST8で高値あり、agrオペロンの発現量がST8で極めて高く、agr制御下の遺伝子群も高発現していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた研究成果は、近年増加傾向にある全身播種性CA-MRSA感染症、特に、日本固有に分離されるCA-MRSA-ST8-SCCmecIVl クローンのゲノム構造の特徴性から、疫学解析と病原因子の比較解析から病態形成機構が分子レベルでの究明につながるものである。これにより、侵襲性MRSA感染症の予防及び治療戦略の情報を基礎から臨床へのフィードバックできる極めて重要な研究であると位置付けている。
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