研究課題/領域番号 |
16K08788
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
村上 泰介 順天堂大学, 医学部, 助教 (40384135)
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研究分担者 |
射場 敏明 順天堂大学, 医学部, 教授 (40193635)
長岡 功 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60164399)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 敗血症 / リポ多糖(LPS) / 翻訳語修飾 / PTM / アセチル化 / リポ多糖(LPS) / 翻訳後修飾 / acetylation / LPS / 炎症 / 自然免疫 / acetyl化 / O-GlcNAc化 / 転写因子 |
研究成果の概要 |
近年、炎症・自然免疫に細胞内シグナル伝達は、メチル化、アセチル化といったタンパク質の翻訳後修飾がその活性を制御し、敗血症などの全身性炎症性疾患に関与することが示されている。本研究では、細菌感染などの際に放出される細菌成分により、翻訳後修飾に変調を来す従来知られていないタンパク質を同定することで、敗血症の新規治療標的を見出すことを目標として、アセチル化修飾タンパク質のプロテオーム解析を行った。そして289タンパク質が細菌成分刺激により減少、382タンパク質が刺激により増加する傾向を見出した。これらのタンパク質は、敗血症の新しい治療標的の候補となる可能性があるため、今後詳細な解析を検討している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
敗血症は感染によって起こる全身性炎症反応症候群であり、世界中で年間2000万人以上が命を落とし、その致死率は30~50%とも言われている。しかしながら、現在のところその症状改善に劇的に奏功する治療法は無い。本研究では、敗血症の病態形成に関わる生体反応の中で、翻訳後修飾によりその機能を制御されるタンパク質を解析し、新たに複数の治療ターゲット候補たる分子を提示した。今後、詳細にその機能を分析することで、新たな治療法・治療薬の開発の土台となることが期待される。
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