研究課題/領域番号 |
16K08791
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 鈴鹿医療科学大学 |
研究代表者 |
中山 浩伸 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (40369989)
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研究分担者 |
森田 明広 鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 助教 (20382228)
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研究協力者 |
田口 博明
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 鉄欠乏ストレス / 真菌感染症 / カンジダ / 病原性発現 / 標的分子 / 鉄欠乏 / 感染症 / ストレス応答 / 抗真菌薬 / 遺伝学 / 菌類 / ストレス / 薬学 |
研究成果の概要 |
真菌の鉄欠乏ストレスの応答機構の解明にむけ、鉄欠乏時に働く遺伝子群の同定や機能解析を行なった結果、転写因子SEF1やマイトファジーの開始因子ATG32が鉄欠乏に応答した因子で、抗真菌薬の標的の候補として有望であることが示唆できた。さらに、鉄結合ストレスとは関連しなかったものの、バキュオロ・プロトンATPaseのアッセンブリー因子VPH2 の実験から、バキュオロ・プロトンATPaseが抗真菌薬の標的となりうる可能性や薬剤耐性機構に関連する新たな知見を見いだした。このように、本研究の成果は、真菌治療薬の開発につながる知見示したものといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた成果は、宿主体内での生存において重要となる鉄欠乏環境に適応した真菌の鉄恒常性の維持機構の解明に貢献する知見となる。また、深在性真菌症は免疫不全患者に発症する感染症として、医療の高度化や人口の高齢化などと関連して増加の一途をたどり、新しい真菌感染症の治療薬の開発が急務となっている社会背景において、有効な真菌感染の診断や治療につながる標的を提案するものである。
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