研究課題/領域番号 |
16K08795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細菌学(含真菌学)
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
池辺 忠義 国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究官 (20333362)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | レンサ球菌 / 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 / 病原性 / B群レンサ球菌 / 細菌 / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)患者分離株において特定の遺伝子に変異が確認された。STSSを引き起こした様々な血清型のB群レンサ球菌50株についてこの遺伝子の塩基配列を決定した結果、50株中13株において変異がみられた。一方、膣由来株においては50株中1株しか変異がみられなかった。この遺伝子の変異株を作製した。ゲノムワイドな遺伝子発現制御解析に加え、新規の病原性遺伝子を検索するため、膣由来株、膣由来株の原因遺伝子を変異させた株からRNAを抽出し、RNA-seqを行った。その結果、溶血毒素や、ペプチダーゼ、接着因子などの病原因子の発現が上昇していることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
B群レンサ球菌は、膣に常在していることや、小児に髄膜炎を引き起こすことが知られている。近年、B群レンサ球菌による劇症型感染症が報告されているが、その原因は分かっていなかった。本研究において、そのメカニズムが明らかとなり、将来的な治療や予防の観点から意義ある研究である。
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