研究課題/領域番号 |
16K08806
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウイルス学
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研究機関 | 鹿児島大学 (2018-2019) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
福山 聡 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00626517)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インフルエンザ / 生体イメージング / 肺 / 炎症 / ウィルス |
研究成果の概要 |
肺は、呼吸運動や心臓の拍動などの影響のため、観察する視野を固定することが難しい。申請者らはこれらの解剖学的な問題を克服するために、肺を対物レンズに固定するための新たな付属器具の開発・作製を行なった。申請者らが開発したレポーターインフルエンザウイルス(Color-flu)はマウスの気管支上皮や肺胞上皮に感染し、感染細胞内で蛍光タンパク質が産生される。Color-fluを用いて、生体肺の感染細胞の検出に成功した。さらに好中球やマクロファージ特異的に蛍光タンパク質を産生するレポーターマウスを用いる事で、これらの免疫細胞とインフルエンザ感染細胞との相互作用や動態を生体肺で解析することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、インフルエンザウイルスに感染した個体における細胞レベルでの生体肺のイメージング解析は、解剖学的・生理学的に困難だった。本研究で開発した生体肺のイメージング解析システムによって、初めてインフルエンザウイルス感染細胞と免疫細胞の動態や相互作用を可視化することに成功した。本システムはインフルエンザの新たな治療法やワクチン開発に有用である。さらに、インフルエンザだけでなく様々な気道感染症や呼吸器疾患の病態解明にも本研究で得られた技術は役立つと考えられる。本研究では、P3レベル施設内に本イメージングシステムの整備を行なった。したがって、高病原性ウイルス感染モデルも利用できる。
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