研究課題/領域番号 |
16K08856
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石井 誠一 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60221066)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 医療プロフェッショナリズム / 医学教育 / 評価法 / プロフェッショナリズム |
研究成果の概要 |
医学科学生の医療プロフェッショナリズム能力の評価法を検討した。研究代表者の所属大学における医学科学生の3・4年次のグループ学習の評価、共用試験OSCE・CBTの成績、5年次の実習の評価、6年次卒業試験の成績を中心にデータを収集した。 3年次グループ英会話の評価並びに4年次PBLグループ学習の評価と5年次臨床実習の評価を比較すると、3年次-5年次、4年次ー5年次ともに正の相関を認め、臨床実習前のグループ学習の評価が臨床実習での評価を予測し得ることが示唆された。一方、5年次臨床実習不合格者の不合格要因の多くはプロフェッショナリズムに反する行為であり、共用試験OSCEの結果からは予測できなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦の医学教育では医学生の臨床能力向上とともに、医療プロフェッショナリズム教育の強化が課題となっている。本研究では医学科5年次の臨床実習での評価と反プロフェッショナリズム行為に注目し、関連する因子を検討した。その結果、臨床実習の評価は臨床実習前の様々なグループ学習における評価と相関が確認された。一方、臨床実習の不合格者は実習中の反プロフェッショナリズム行為に起因しており、その予測は困難であった。不合格者は翌年、再履修し、反プロフェッショナリズム行為を繰り返すことなく進級しており、プロフェッショナリズム教育とともに、反プロフェッショナリズム行為に関する十分な注意の喚起が必要であると考えられた。
|