研究課題/領域番号 |
16K08866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
太田 邦雄 金沢大学, 医学系, 准教授 (00303280)
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研究協力者 |
黒澤 寛史
西崎 彰
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | シミュレーション教育 / 遠隔教育 / コミュニケーション / 小児蘇生 / 小児救急 / 遠隔 / 指導者養成 / 医学教育 / シミュレーション / チームダイナミクス |
研究成果の概要 |
【目的】シミュレータの遠隔操作とテレビ会議を用いたシミュレーション教育の効果を検証する。【方法】金沢大学で小児科臨床実習を受けた医学部5年生が対象。全てのグループが同一の1時間のトレーニングを受けた。【結果】15グループ(89名)を解析対象とした。遠隔指導群は7グループ。Behavioral Assessment Tool スコアは1回目7.9±4.1から2回目13.0±6.1(p=0.004)と有意に上昇した。遠隔指導群と現地指導群に差はなかった(p = 0.65)。【まとめ】シミュレータの遠隔操作とテレビ会議を用いた遠隔指導によるシミュレーション教育は医学生のパフォーマンスを改善した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療安全に重要なコミュニケーションスキルは机上の学習では会得できない。また、とりわけ小児救急医療分野は倫理的問題から経験値を積むことが困難である。そのためシミュレーション教育が重要であるが、指導者不足もあって進んでいないのが現状である。本研究によって、シミュレーション教育がコミュニケーションスキルを改善すること、指導者がテレビ会議システムを介して指導しても効果があるこが示された。シミュレーション教育の重要性と指導者不足解消の選択肢を示した点で医学教育における意義がある。
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