研究課題/領域番号 |
16K08870
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岡山 雅信 神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (10285801)
|
研究分担者 |
中村 剛史 自治医科大学, 医学部, 講師 (20554554)
竹島 太郎 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (50554565)
森田 喜紀 自治医科大学, 医学部, 研究員 (60627644)
八幡 晋輔 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (00795768)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 地域医療 / 地域医療マインド / 臨床実習 / 教育効果 / 意識 / 形成過程 / 地域包括ケアシステム / 長期効果 / キャリア選択 / 意識形成 / 医学教育 / 経年変化 / 地域医療志向 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
地域医療マインド(地域医療へのやりがい・意欲)醸成のメカニズムと地域医療実習長期効果の同定を目的に調査を行った。マインドの醸成には、将来への備え、コミュニティとの関係性、心理的要因(地域医療へのポジティブな印象・地域医療実践の価値の認識)が関与していた。医学科生の意識は経年的に低下するが、3年生の時点で変化しないことが示唆された。2年生までに地域医療の意義を学修するプログラムを強化する必要がある。地域医療実習の地域医療実践に対する長期効果は同定できなかった。しかし、訪問診療や老人福祉/保健施設の経験の長期効果が示唆された。これらの実習を取り入れ、適切な実習プログラムを構築する必要がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢社会で安心の暮らしを支えるためには、地域包括ケアシステムの充実が不可欠である。このためには、卒前教育において、医学生の地域医療マインド(やり甲斐・意欲)の醸成を図り、地域医療を担う人材を効率よく育成することが求められる。これを受けて、すべての大学で地域医療教育が提供されている。しかし、地域医療マインドの醸成過程や地域医療教育、とくに地域医療実習の長期効果は明らかとなっていなかった。本研究では、これらの点を明らかにするとともに、効率的な地域医療教育の提案を行っている。このことから、本研究成果は、学術的および社会的意義の高いと考える。
|