研究課題/領域番号 |
16K08871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
片岡 仁美 岡山大学, 大学病院, 教授 (20420490)
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研究分担者 |
小比賀 美香子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (00610924)
三好 智子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (40444674)
勅使川原 早苗 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (50643285)
岩瀬 敏秀 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80614924)
川畑 智子 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (90600669)
時信 亜希子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (10758212)
渡邉 真由 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20794332)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 女性医師 x / プロフェッショナリズム / 生涯学習 / キャリア支援 / 共感性 / 働き方改革 / 女性医師 / 医歯薬学教育 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
育児や介護等の理由でフルタイム勤務が難しい医師を対象として柔軟な働き方を可能とする岡山大学病院のキャリア支援制度を利用した女性医師と上司・同僚に対する各種分析を行った。 利用者(女性医師)の生涯学習についての分析では学ぶ意欲は高いものの家庭責任と学ぶ機会の確保の両立に関して自己評価の低さが認められた。上司・同僚に対するキャリア支援制度に対する導入10年後の意識調査では、同制度導入3年後のデータと比較して「同制度は利用者のみならず職場にとって有用である」、とする評価するスコアが有意に上昇していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
育児や介護などと臨床業務のダブルタスクを負っている女性はプロフェッショナリズムの構成要素の一つである生涯学習に関して高い意欲を持つ一方時間の捻出という点で自己評価が低いことが示唆された。生涯学習を評価する評価表は今回初めて邦訳されて信頼性の評価を行い学術的意義が高く、時間の制約がある者に対するe-ラーニング等学びの支援の重要性も改めて示唆された。 また、柔軟な勤務体制は導入10年後には職場に十分浸透し、制度利用者のみならず職場にとって有用であるという評価が導入3年後より有意に上昇していた。働き方改革は勤務者にも職場にとっても重要であることが示され、社会的な意義が大きい。
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