研究課題/領域番号 |
16K08881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
佐渡 充洋 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10317266)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マインドフルネス / ウェルビーイング / 費用対効果 / 医療経済 / 認知療法 / 健常人 / well-being / well being |
研究成果の概要 |
マインドフルネス認知療法(MBCT)の健常人の主観的well-beingに対する効果および費用対効果を明らかにするために、健常人50名を無作為に割り付け、介入後の主観的well-beingの変化について評価を行った。その結果、MBCTは、介入開始8週後、16週後のSatisfaction with life scaleを有意に改善させ(Δ= 2.28、p = 0.02)、介入開始16週後のFlourishing Scaleも有意に改善させることが明らかになった(Δ= 3.56、p = 0.01)。費用対効果については、ICERの点推定値は、59,247円/SWLS gainedであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人生の満足度や人生の意義などで定義される主観的well-beingは、それが高いとその後の寿命も長くなることが指摘されるなど、健康にポジティブな影響があることが示唆されてきている。今回の研究から、うつ病や不安症など臨床症状の改善に有効性が示されてきたマインドフルネス認知療法が、一般健常人の主観的well-biengの改善にも効果があることが明らかになった。今後マインドフルネスを用いた介入に希望する国民が広くアクセスできるような体制を整えることで、社会の健康度増進に寄与することが期待される。
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