研究課題/領域番号 |
16K08891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 京都薬科大学 |
研究代表者 |
松村 千佳子 京都薬科大学, 薬学部, 助教 (00549305)
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研究分担者 |
矢野 義孝 京都薬科大学, 薬学部, 教授 (60437241)
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研究協力者 |
高橋 一栄
山田 正実
地丸 裕美
上野 理恵
寺田 智祐
平 大樹
森井 博朗
長谷川 千晶
醍醐 弥太郎
小山 菜々子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 緩和ケア / 薬学的支援方法 / がん疼痛 / 全身倦怠感 / オピオイド / ステロイド / 薬学的支援 / 疼痛コントロール / がん患者 / ステロイド剤 / 緩和医療 / 薬剤師介入 / 倦怠感 / 臨床 |
研究成果の概要 |
進行がん患者のQOL向上のために早期からの緩和ケアの提供が推奨されている。そこで、外来がん疼痛患者の包括的な緩和ケアを構築するために薬剤師による診察前面談を開設した。その結果、薬剤師の継続的なアセスメントは十分な疼痛管理と副作用軽減ができた。また、多くの終末期がん患者に発現する倦怠感症状におけるステロイドの治療効果と投与指標を検討した。その結果、終末期がん患者のステロイドによる倦怠感軽減効果は生存期間に依存し、投与指標として予後栄養指標のPrognostic Nutrition Indexが有用であることが示唆された。これらの結果は、緩和ケアの質向上における新たな知見が得られたと示唆される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
早期からの緩和ケアの提供としてがん疼痛患者における薬学的支援は必要不可欠である。今回の研究成果は、薬剤師による診察前面談がエビデンスにもとづいた適切な薬学的支援方法であることを示すことができた。また終末期がん患者におけるステロイドの倦怠感軽減効果は生存期間に依存するといった今回の研究成果においては、多くの終末期がん患者が経験する倦怠感症状におけるステロイド治療の投与指標の構築において学術的意義は大きいと考える。
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