研究課題/領域番号 |
16K08892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
瓜生原 葉子 同志社大学, 商学部, 准教授 (70611507)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 行動変容 / 高関与型向社会的行動 / 意思決定 / 臓器提供意思表示 / ソーシャルマーケティング / 国際比較 / 意思表示 / 社会実装 / 実証研究 / 医療行動学 / 臓器提供意思表示行動 |
研究成果の概要 |
本研究は,国際的に解明されていない臓器提供意思表示という「高関与型向社会的行動」における行動決定要因を明らかにし,行動を説明するモデルを構築することを目的とした。 学際的・網羅的な先行研究調査、および日本人1万人を対象とした定量調査の分析結果から仮説を導出し、アクションリサーチ組織Share Your Value Projectを主体とした社会実装と検証を行った。また、4か国を対象とした国際比較調査も行い、得られた結果を総括して「高関与型向社会的行動の変容メカニズム図を導出した。同時に、行動変容を測定する尺度の開発,実証を通して科学的手法の標準化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は4点ある。まず,社会課題解決のアプローチとして,個々の行動を社会に望ましい方向に変容させることの重要性を示したことである(社会的意義)。2点目は,今まで世界的に解明されていなかった「高関与型向社会行動のメカニズム」を導出し、科学に基づく施策を可能としたことである(学術的意義)。3点目は,行動変容を促すために,ソーシャルマーケティングの適用の有用性を示唆したことである(社会的・実践的意義)。4点目は、次世代の育成に寄与したことである。学生とともに社会で自治体・市民団体とともに実証を行ったところ、論理的思考だけではなく,課題発見力,創造性,主体性を醸成することができた(教育的意義)。
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