研究課題/領域番号 |
16K08895
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
木下 健司 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (70441219)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | アルコール体質検査 / ゲノム / 薬物代謝酵素 / 一塩基遺伝子多型 / コピー数多型 / 個別化医療 |
研究成果の概要 |
既存のRT-PCR法は、試料中のDNAを抽出・精製する操作に再現性の問題があり、改善の余地があった。申請者は水溶紙を用いて唾液を浸漬乾燥後、その小片を直接PCR溶液に添加して遺伝子解析する方法を確立した。この方法は迅速、簡易、高精度、高再現性の遺伝子解析方法である。このサンプル処理法を用いて、TaqManプローブ法による一塩基多型並びにコピー数多型解析法を開発した。この方法は唾液を用いるため、低侵襲で、乾燥後の検体は室温保存が可能なうえ、通常郵便での郵送も可能である。その有効性を検証するため学生206名のアルコール体質遺伝子解析を実施し、その結果は学術誌に報告した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アルコール体質遺伝子検査を用いた未成年者飲酒事故防止活動を大学(武庫川女子大学、昭和大学薬学部、九州大学、鹿児島大学、佐賀大学、東京家政大学など)の新入生を対象に実施しており、今後も継続実施する。また、日本薬学会関西支部および日本生物工学会主催の市民講座、日本薬剤師会及び日本薬局協励会の各支部団体の薬剤師対象セミナー並びに企業社員教育として、「アルコール体質検査と飲酒の功罪」の啓発活動を行っており、今後も継続実施する。
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