研究課題/領域番号 |
16K08898
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
|
研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
白岩 健 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (20583090)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 健康関連QOL / 費用効果分析 / QALY / 医療経済評価 / 医療技術評価 / 選好に基づく尺度 / 費用対効果 / 小児 / アウトカム評価 / QOL / PRO / 社会医学 / 医療・福祉 / 薬学 |
研究成果の概要 |
QOL値測定の精緻化とそれに基づく意思決定のあり方を検討するために、小児用のQOL尺度(選好に基づく尺度)であるEQ-5D-Yの開発を進めてきた。EQ-5D-YはEuroQolにより開発された小児用尺度であり、8歳から15歳までが対象となる。日本においては、小児において(QALYを計算に活用できる)QOL値が測定可能な選好に基づく尺度は存在しない。そこで、日本語版への翻訳、計量心理学特性の検討、回答をQOL値に換算するためのvalue setの開発等を実施した。ただし、成人と比較して、EQ-5D-Yのスコアは大きいことから意思決定に活用する際にはさらなる検討が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、世界ではじめてEQ-5D-Yのvalue setをEuroQolグループのプロトコルに基づき作成した。現在のところ我が国においては使用が可能である小児用の選好に基づく尺度が存在しなかったが、EQ-5D-Yの開発により、成人用尺度の使用が困難な小児においても医療経済評価等に活用できるQOL値の測定が可能になった。今後は尺度を活用した測定値が蓄積して行くにつれて、小児におけるQOL値の特性等が明らかになることが期待される。
|