研究課題
基盤研究(C)
レゴラフェニブ治療患者における手足皮膚反応の重症度は、未変化体およびM-2/M-5トラフ濃度の合計と有意に関連することが明らかとなった。また、グレード2以上の手足皮膚反応の発現を予測するカットオフ値は、約5 μg/mL付近であることが示唆された。パゾパニブ治療患者において、薬物血中濃度モニタリング(TDM)に基づく投与量調節により、TDM非実施群(ヒストリカル・コントロール)と比べて治療継続期間が有意に延長し、毒性も軽減されることが判明した。
本研究成果は、レゴラフェニブやパゾパニブをはじめとするがん分子標的薬の臨床薬物動態を把握する上で有用な知見を提供するものであり、特にTDMを利用した個別化処方設計支援に基づく治療アウトカムの改善が期待され、がん分子標的薬の適正使用の推進とそれによる医療費の抑制にも貢献することが考えられる。
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