研究課題/領域番号 |
16K08911
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉原 達也 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (80419613)
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研究協力者 |
笹栗 俊之
松木 俊二
入江 伸
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 2型アルデヒド脱水素酵素 / ニトログリセリン / ケルセチン / 血管内皮機能障害 / 酸化ストレス / 遺伝子多型 / 薬理学 / 臨床 / 有害作用抑制 / 抗酸化薬 |
研究成果の概要 |
ニトログリセリンは、虚血性心疾患によく使用されるが持続投与により酸化ストレスが発生し、血管内皮機能が低下することが知られる。お酒を代謝する酵素である2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)には変異型(Glu504Lys *2)があり、*2を持つ人ではニトログリセリン投与後に血管内皮機能が低下しやすいことが報告されている。本研究により、抗酸化作用をもつポリフェノールの1種ケルセチンを併用することで、*2アレル保持者においてもニトログリセリン投与後の血管内皮機能低下が抑制されることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、7日間のニトログリセリン投与により*2アレル保持者では血管内皮機能が低下しやすいことがわかった。さらに食物中に含まれるポリフェノールであるケルセチンを併用することにより、血管内皮機能の低下が抑制されることがわかった。以上より、特にお酒が弱い人ではニトリグリセリンを慢性的に使用することは避けたほうがいいと考えられ、その際の血管内皮機能低下はケルセチンなどの併用により抑制できると考えられた。
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