研究課題/領域番号 |
16K08913
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
水尾 圭祐 札幌医科大学, 医学部, 講師 (90459735)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アルコール / RNA / microRNA / マイクロアレイ / toll-like receptor / 依存・再燃 / 機能性RNA |
研究成果の概要 |
本研究では、マウスを用いてアルコール依存モデルを作成し、microRNAの発現変化を網羅的に解析した。アルコール依存時の脳内におけるmicroRNAの発現は、側坐核において47種の有意な増加が認められた。一方、腹側被蓋野においてはmicroRNAの発現低下が認められた。次にアルコール依存時における脳内TLR4およびTLR7の発現変化を検討した結果、TLR4およびTLR7ともに腹側被蓋野領域において有意な発現上昇が認められた。本研究の結果、microRNAの発現変動を介したTLRの変化がアルコール依存形成に関わっている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではアルコール依存時において特異的に変化するマイクロRNAを見出した。この結果はアルコール依存の診断においてマイクロRNAが有用である可能性を示している。また、マイクロRNAのターゲット分子としてTLR4がアルコール依存形成に深く関わっていることを見出したことは、未だ有用な治療薬が存在しないアルコール依存症の治療薬の開発に寄与できる可能性を示すことができた。
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