研究課題/領域番号 |
16K08916
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
高橋 吉孝 岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (10236333)
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研究分担者 |
川上 祐生 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (30453202)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 12-リポキシゲナーゼ / 非アルコール性脂肪性肝炎 / 肝臓 / アラキドン酸 / 肝星細胞 / リポキシゲナーゼ / 薬理学 / 食品 |
研究成果の概要 |
メチオニンーコリン欠損食を8週間与えたC57BL/6Jマウス(MCDマウス)の肝臓から調製したサイトゾルに検出された12-リポキシゲナーゼ活性は、生成物プロファイルと基質特異性が血小板型12S-リポキシゲナーゼの性質を示し、抗血小板型12S-リポキシゲナーゼ抗体でほぼ完全に沈降した。血小板型12S-リポキシゲナーゼのタンパク質とmRNAの発現量は、コントロールと比べて有意に増加した。免疫組織化学の結果から、血小板型12S-リポキシゲナーゼはマウス肝臓の星細胞に発現していることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性炎症肝において線維化の主役として働く肝星細胞に血小板型12-リポキシゲナーゼの局在が証明され、線維化の進行に伴って本酵素が誘導される可能性が示唆されたことは、本酵素が慢性炎症性肝疾患における線維化の進行において何らかの重要な役割を果たすことを強く示唆しており、今後この役割が解明されれば、慢性炎症性肝疾患の予後の決定因子の一つである線維化の予防につながると考えられ、学術的社会的意義は大きい。
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