研究課題/領域番号 |
16K08922
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 崇城大学 |
研究代表者 |
大栗 誉敏 崇城大学, 薬学部, 教授 (70346807)
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研究分担者 |
安楽 誠 崇城大学, 薬学部, 教授 (60398245)
中村 仁美 崇城大学, 薬学部, 助教 (60510691)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 抗体工学 / Fab / 抗体医薬 / 糖鎖エンジニアリング / ジスルフィド結合 / 安定化 / 抗体フラグメント / 抗体医薬品 / タンパク質の安定化 / SS結合 / アダリムマブ |
研究成果の概要 |
近年抗体医薬品が盛んに開発され、多くの難治性疾患に高い効果を発揮している。本研究では、抗体医薬品アダリムマブのFab分子のリコンビナントタンパク質を作製し、アミノ酸変異導入によって機能性を高めた改変Fabの作製を行った。安定性を向上させる目的で新規の分子間SS結合導入変異をデザインした結果、12個の変異体作製に成功した。特に安定性の上がったH:V177C-L:Q160C変異体についてはC末端のCysを用いた新しいPEG化Fabを創製し、ラット体内での半減期の上昇も確認できた。またN型糖鎖配列導入変異による糖鎖付加Fabの創製に成功し、糖鎖付加によるFabの凝集抑制効果が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗体医薬品の欠点の1つは生産コストが高いという点である。本研究において抗体医薬品アダリムアブのFabについて機能を高めた改変Fabを酵母を用いて作製することに成功した。酵母によって安価に生産できるFabが抗体医薬として応用できれば薬価を抑えることが期待できる。また高機能化によりIgG分子より優れた効果を生み出す可能性もうかがえた。本研究成果は、Fabの抗体医薬品への応用につながる重要な知見をもたらしたであろう。
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