研究課題/領域番号 |
16K08923
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
太田 宏之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 薬理学, 講師 (20535190)
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研究分担者 |
佐藤 泰司 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 生化学, 教授 (10505267)
丹生谷 正史 東北医科薬科大学, 医学部, 講師 (00228256)
野々山 恵章 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 小児科学, 教授 (40280961)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | アデノシンデアミナーゼ / デオキシアデノシン / 神経科学 / 脳神経疾患 / ADA欠損症 / 細胞毒性 |
研究成果の概要 |
アデノシンデアミナーゼ(ADA)は、アデノシンおよびデオキシアデノシンを分解する酵素である。ADAの欠損によって、血中のデオキシアデノシン濃度は増加する。その結果、リンパ球が減少し、免疫不全が引き起こされる。一方で、中枢神経系の発達異常が発生する場合がある。そのため、デオキシアデノシンが神経毒性を持つか否かを特定することが必要である。本研究では、デオキシアデノシンの神経毒性を調べた。マウスの海馬初代培養細胞および線条体急性スライスの培養液中にデオキシアデノシンを加えた結果、神経細胞死の顕著な増加は観察されなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、デオキシアデノシンが急性に神経細胞死を引き起こす証拠は得られなかった。このことは、ADA欠損症に付随する神経発達障害は、デオキシアデノシンによる急性の神経毒性ではないことが示唆された。神経発達障害は、ADAそのものの機能の欠失、もしくは細胞分裂期におけるデオキシアデノシンの毒性などによるものと推察された。今後、細胞分裂におけるデオキシアデノシンの毒性発現の研究を進めることで、ADA欠損症における神経発達障害の機序の解明が期待される。
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