研究課題/領域番号 |
16K08927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
清宮 正徳 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 教授 (20554265)
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研究分担者 |
松下 一之 千葉大学, 医学部附属病院, 准教授 (90344994)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 異常反応 / 精度保証 / HbA1c / 臨床検査 / M蛋白 / 異常ヘモグロビン / M蛋白 / 誤診 / 分析科学 / 自動分析 / 臨床化学 |
研究成果の概要 |
生化学自動分析における新規反応波形チェック法を開発して臨床検査に応用した結果、22303検体から69件の異常反応事例が検出された。これらの事例にはM蛋白や、誤検査事例が認められた。したがって本法は異常蛋白の発見および誤報告の防止に効果的であった。 次に1180症例について、HbA1c値とグルコースおよびグリコアルブミン値との相関性を調査し、回帰直線±2×Sy・x以内を許容としたときにそれぞれ63症例・71例が許容下限を下回った。異常ヘモグロビン症26症例の各測定値を同グラフにプロットした結果、10症例以上が許容域から外れたことから、本チェック法は異常ヘモグロビン症例の検出に効果的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の臨床検査は、分析装置や測定試薬の進展に伴い正確な結果を迅速に報告することが可能となっており、それは迅速な診断・治療に繋がっている。一方、装置のトラブルや検体に起因する異常反応による誤報告は誤診に直結する。本研究では、臨床化学分析における異常反応を効率的に検出する方法を開発した。本法の導入により、臨床検査の信頼性が向上し、ひいては正確な診断に貢献できるものと考えられる。
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