研究課題/領域番号 |
16K08937
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
武森 信暁 愛媛大学, 学術支援センター, 講師 (40533047)
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研究分担者 |
鈴木 哲朗 浜松医科大学, 医学部, 教授 (00250184)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 質量分析 / 選択反応モニタリング / バイオマーカー / 肝炎ウイルス / ウイルス |
研究成果の概要 |
選択反応モニタリング質量分析を用いた標的プロテオミクスの手法を活用し、B型肝炎ウイルス(HBV)のHBs抗原を高感度に解析するための新規定量戦略を開発した。トリプシンによるHBs抗原消化産物のプロファイリングにより,選択反応モニタリングを用いたHBs抗原定量のための標的ペプチド配列を同定した。確立したアッセイは100ナノリットル血清試料においてサブピコグラムレベルでHBs抗原を検出可能であった。また標的ペプチド配列内の並列モニタリングによりHBs抗原の遺伝子型を迅速に決定できた。本研究により,従来の抗体に基づく診断の代替法として、HBV感染の質量分析に基づく診断の実現可能性が実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
質量分析をベースとした検査法を新たに開発することで、従来のイムノアッセイ法で問題とされてきたエスケープ変異体による感染リスクの低減が可能となり、肝炎ウイルス感染の拡大防止に寄与できる。将来的には、新規ウイルスや、イムノアッセイの確立されていないウイルスに対する質量分析ベースの血液診断法を確立することにより感染症一般への対策に貢献する。
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