研究課題/領域番号 |
16K08942
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 文京学院大学 |
研究代表者 |
中山ハウリー 亜紀 文京学院大学, 保健医療学部, 助手 (00599425)
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研究分担者 |
飯島 史朗 文京学院大学, 保健医療学部, 教授 (30222798)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メサンギウム / 近位尿細管 / 細胞培養 / 蛍光標識 / エクソソーム / 尿 / 腎臓 |
研究実績の概要 |
腎・尿路上皮系の各細胞由来のエクソソームの基本性状を明らかにするために、ヒト腎臓メサンギウム細胞(NHMC)、およびヒト近位尿細管細胞(RPCEP)の培養系を構築した。ヒト腎臓メサンギウム細胞上清を回収し、標準的な分離法である、二段階超遠心法(1,700 g、および200,000 g)によりエクソソームを回収した。分離したエクソソームをSDS-PAGE法、および、ウエスタンブロット法により分析し、エクソソームの特徴である、CD63の発現があることを確認した。さらに、エクソソームをCD63抗体を用いたフローサイトメトリー法によってもエクソソームの存在を確認した。残余エクソソームを蛍光色素(BODIPY TR Ceramide, Thermo Fisher)により標識し、ヒト近位尿細管培養細胞中に添加した。ヒト近位尿細管細胞を蛍光顕微鏡下で観察したところ、陽性像が確認されたため、ヒトメサンギウム細胞由来のエクソソームが取り込まれたことが確認された。本研究により、正常細胞間でもエクソソームの取り込みが行われている可能性が示唆された。また、コントロールとして、各々の細胞に、それぞれ由来するエクソソームを同様に蛍光標識して添加したところ、いずれも取り込み像が確認されなかったことは興味深い。このことから、選択的にエクソソームを取り込んでいる可能性が示唆された。本研究は各種腎細胞の新たな生理機能の解明に寄与すると考える。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
正常細胞であるため、培養期間が短く、得られるエクソソーム量が少ないため、 再現性の検討が十分に行えていないが、おおむね順調である。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度に構築した2種類の細胞に加え、膀胱上皮細胞等も検討に加える予定である。 腎を構成する上流の上皮細胞から分泌されるエクソソームが下流細胞に取り込まれるメカニズムや、伝達されている物質を明らかにしたいと考えている。
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次年度使用額の使用計画 |
本年度は、昨年度実施できなかった別の腎・尿路系細胞の培養系を構築し、研究を遂行する予定である。
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