研究課題/領域番号 |
16K08952
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 甲南大学 |
研究代表者 |
村嶋 貴之 甲南大学, フロンティアサイエンス学部, 教授 (20263923)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 凝集誘起発光色素 / アルツハイマー / アミロイドβ / 水溶性 / ピリジンN-オキシド / バックグラウンド蛍光 / 凝集誘起発光 / 親水性 / ピリジン-N-オキシド / テロメア / 立体障害 / アミロイド |
研究成果の概要 |
凝集することで分子内運動が阻害されて蛍光を発する凝集誘起発光(AIE)色素と、特定の疾患のバイオマーカーを認識して結合するアプタマーを結合させたハイブリッド分子をプローブとして用いることで、特定の疾患を診断することができる。本研究では、アルツハイマー病のマーカーと考えられているアミロイドβ(Aβ)に結合し、凝集を促進するペプチドにAIE色素を結合させたプローブを用いて、Aβの定量を行った。4.2 nMの検出限界でAβの検出に成功したが、さらなる感度向上を目指して、水溶性のAIE色素の開発も行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢化が進む社会においてアルツハイマー病(AD)は大きな社会問題となっている。現在のところ、この疾患については根本的な治療法はないが、コリンエステラーゼ阻害剤などの、進行を遅らせるのに一定の効果を発揮する薬剤は開発されている。したがって、ADに対する対策として早期発見が非常に重要である。早期発見のためには、AD発症の数年以上前から増加することがわかっているアミロイドβの高感度検出が有効であり、本研究で開発した手法はその目的に適したものであることから社会的意義は高いと思われる。
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