研究課題/領域番号 |
16K09002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疼痛学
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研究機関 | 奈良学園大学 (2019) 大阪行岡医療大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
藤田 信子 奈良学園大学, 保健医療学部, 准教授 (20709810)
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研究分担者 |
仙波 恵美子 大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (00135691)
行岡 正雄 大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (20513021)
寒 重之 大阪大学, 医学系研究科, 特任助教(常勤) (20531867)
柴田 政彦 奈良学園大学, 保健医療学部, 教授 (50216016)
高井 範子 大阪行岡医療大学, 医療学部, 教授 (60388668)
堀 竜次 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (70643592)
池田 耕二 大阪行岡医療大学, 医療学部, 准教授 (70709873)
高橋 紀代 大阪大学, その他部局等, 研究員 (80296714)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 線維筋痛症 / 脳内ネットワーク / 疼痛 / うつ / 身体機能 / 包括的QOL / 運動プログラム / MRI / NIRS / 痛みに関連する質問票 / うつ・睡眠 / 運動機能 / 運動療法 / 生活活動量 / 歩行 / 脳機能変化 / 日常生活活動量 / 心理面評価 |
研究成果の概要 |
線維筋痛症(FM)患者に対して3週間入院運動プログラムを実施し、介入前後に身体・認知機能および包括的QOLと「痛み」「うつ」「睡眠」の質問紙による評価を行い、さらにfMRIによるresting-state functional connectivityの解析とfNIRSによる前頭前野の課題時脳血流量の計測を行うことでFM患者の脳機能の検討を行った。FMの総合的な症状や心理的側面(抑うつ)、身体機能面に改善が見られたが、痛みの強度や認知的側面の改善にばらつきがみられた。fMRIの解析では、介入前、および介入前後の脳の特定部位において機能的結合に変化がみられ、痛みに関連する評価との相関もみられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
線維筋痛症(FM)の運動療法は従来の薬物療法に比べ、治療効果が高く、安全で経費が少ないことが知られており、運動の治療効果を科学的に立証し、運動療法を普及していくことで、長年FM症状に苦しむ患者や潜在的に存在するFM患者の重症化に歯止めをかけることができると考える。
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