研究課題/領域番号 |
16K09011
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
齋藤 正敏 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40241583)
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研究協力者 |
早川 岳英
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | electron density / dual-energy CT / treatment planning / 放射線 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、がんの放射線治療計画における線量分布計算に必要な『電子密度校正用ファントム』を、Dual-energy CTの使用を前提として簡便な構成かつ安価な材料を使い開発することである。本目的達成のため研究期間内に、「簡便かつ安価な電子密度ファントム」を構築し、電子密度が既知の標準物質の電子密度校正を通して、本ファントムの基本的性能を調べた。その結果、エネルギー差分CT値と電子密度の間に良好な直線関係が成立することが分かった。また、得られた電子密度値は、誤差が約1~2%以内で校正できることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの電子密度ファントムは、人体組織に極めて近いロッド素材の選択・合成とその正確な電子密度の見積りが要求され、必要な組織等価ロッドの本数も多くなるため、結果的に高価なものになっていた。Dual-energy CTを活用することにより、従来の高価な材料を用いずとも、より安価で入手が容易な材料で構成されるファントムを使用しても、放射線治療計画に不可欠な高精度の電子密度校正が十分可能となることが期待できる。
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