研究課題/領域番号 |
16K09013
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
宮地 利明 金沢大学, 保健学系, 教授 (80324086)
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研究分担者 |
間瀬 光人 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (60238920)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 磁気共鳴画像(MRI) / 頭蓋内環境 / 脳 / 重力 / 物性 |
研究成果の概要 |
本研究では,頭蓋内環境の恒常性や脳の組織物性などを非侵襲的にモニタリングして臨床に役立たせるために,グラビティ磁気共鳴イメージング(MRI)システムを開発した.磁気共鳴イメージング(MRI)装置において体位を変化させて(立位または座位と臥位及び頭低位,仰臥位と腹臥位,右側臥位と左側臥位),グラビティMRI手法によって重力代償能(体位変化時おける脳血流,頭蓋内圧,脳内水分子揺動等の変化から算出)や変位変形度(対称体位画像間の変位変形度から算出)を評価した.グラビティMRIによって,脳の恒常性及び組織物性のより詳細な情報が取得可能になった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人類が地球上で生活する限り人体は必然的に重力の影響を受けるため,重力が脳に及ぼす形態の変化や生理的な作用は,座位,臥位などの体位によって異なる.そこで脳が体位変換時に重力によって変位変形や機能変化が生じることを利用して,磁気共鳴イメージング(MRI)検査時に体位を変えて,脳の恒常性及び組織物性の情報(例えば脳血流や頭蓋内圧の代償能や脳自体の固さ)を取得することに成功した.このグラビティMRIの手法によって,脳の恒常性や組織物性の変化が関係する病態の解明が可能になると予想される.
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