研究課題/領域番号 |
16K09016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 文信 大阪大学, 工学研究科, 教授 (40332746)
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研究分担者 |
杉本 久司 大阪大学, 工学研究科, 技術専門職員 (40379144)
伊達道 淳 大阪大学, 工学研究科, 技術専門員 (50379145)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ラジオフォトルミネセンス / 3Dプリンター / ガラス線量計 / 物理ファントム / 線量計 / 3Dプリンター / 蛍光ガラス / 3Dプリンター / ラジオフォトルミネセンス線量計 / ファントム / 3Dプリンタ / 蛍光ガラス線量計 / 放射線 / X線 |
研究成果の概要 |
3Dプリンターによって造形するラジオフォトルミネセンス(RPL)線量計を開発した。3Dプリンター印刷の原料となるフィラメントは、PCL樹脂と蛍光ガラス線量計材料の混合物で、十分なRPL特性を有しており、フィラメントの検出下限は30 mGyであった。3Dプリンター印刷試験では、耳の形状のCADデータを用意し、線量計を製作した。線量計の形状は、CADデータを十分に再現していた。線量計の中央部にエックス線を照射し、RPL撮影によりエックス線照射部を確認することが出来た。また、得られたRPL撮影画像をデジタル画像解析することによって、おおよその吸収線量分布の情報を得ることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
放射線治療の進歩は目覚ましく、さらなる先進放射線治療の高度化が望まれている。そこで、本研究課題では先進放射線治療品質保証のために3Dプリンターを利用した高性能ファントム製造技術を開発した。このファントムの材質は、放射線検出特性をもつラジオフォトルミネセンス(RPL)線量計材料で出来ているため、紫外線光源による蛍光観察により、ファントム全体の高分解能3次元の線量分布の情報を得ることが出来る。この技術は先進放射線治療品質保証の高上に貢献する。
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