研究課題/領域番号 |
16K09017
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
齋藤 茂芳 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (40583068)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 生体イメージング / 多段階発がんモデル / MRI / マイクロCT / 肝多段階発がんモデル / 肝疾患モデル / 慢性肝障害モデル / 肝硬変モデル / 磁気共鳴医学 / 肝がん / Micro-CT |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、生体イメージング技術により肝多段階発がんモデルを経時的かつ非侵襲的に評価することである。小動物用11.7T-MRI、汎用性がある小動物用1.5T-MRIの2つのMRI機器を使用し、がん化までの経時的な病態変化を検出・評価した。肝疾患モデルおよび肝多段階発がんモデルを作成し、薬物誘発による急性および慢性肝炎モデルの作成に成功した。ラット肝臓のGd-DTPAおよびGd-EOB-DTPA撮影法の確立を行い、急性および慢性肝炎モデルにおいて、Gd-EOB-DTPAの取り込み能の低下と排泄能の低下を画像化することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では生体イメージング技術により肝多段階発がんモデルを経時的かつ非侵襲的に評価した。先行研究では急性や慢性肝炎、肝線維化など肝がんへ移行する前段階での評価や、薬物誘発や腫瘍移植による進行がんモデルや担癌モデルなどの研究はあるが、肝炎発症から慢性肝炎を経てがん化するまでの長期観察が必要な多段階発がんモデルを生体イメージング技術により評価した研究はなく、本試みは学術的な意義が大きい。本研究は、先行研究の知見を補完し、さらに多段階発がんの過程を可視化することにより発がん過程の連続的評価を可能とする新しい試みである。
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