研究課題/領域番号 |
16K09022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
株木 重人 東海大学, 医学部, 講師 (00402777)
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研究分担者 |
櫛田 淳子 東海大学, 理学部, 教授 (80366020)
西嶋 恭司 東海大学, 理学部, 教授 (40202238)
国枝 悦夫 東海大学, 医学部, 教授 (70170008)
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研究協力者 |
谷森 達
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ガンマ線カメラ / テクネチウム / コンプトンカメラ / 放射線計測 / 放射性薬剤 / 核医学 / コンプトンガンマ線カメラ / 創薬 / テクネシウム / 医学物理 / 核医学物理学 |
研究成果の概要 |
本研究では電子飛跡検出型コンプトンガンマ線カメラ(ETCC)の実用化に向けた基礎開発を行った。実用化のために必要な開発として光検出器MPPCを用いたコンパクト化と、定量性のある画像再構成アルゴリズムの適用を目標に開発を行い、更に新しい薬剤の候補核種であるTc-95の画像化試験を行った。Tc-95の試験では円筒形ファントムを用い2方向から撮像し、開発した画像再構成アルゴリズムを用いて3次元画像化に成功した。本研究を通してカメラのコンパクト化の目処がたち、また従来より定量性のある画像が得られ、今後の実用化に向けて大きく前進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は従来の核医学用ガンマ線カメラに比べエネルギー計測範囲の広いガンマ線カメラの開発で、この特徴から様々な核種を用いた放射性薬剤の選択肢が増え、様々ながんを適切に診断できる可能性を広げる。更に半減期の長い核種を用いた抗体医薬品の開発や、マイクロドーズ臨床試験用の核種の自由な選択等、実用化後の臨床応用の幅は広い。本研究では新しい薬剤の候補地として、原子炉を用いて親核種が精製されるTc-99mの代替核種として提案されているTc-95の撮像試験にも成功した。Tc-95は原子力研究所で検討が進められており、加速器を用いて精製されるため環境に安全で今後の核医学検査にとっても非常に重要である。
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