研究課題
基盤研究(C)
SEER(Surveillance Epidemiology and End Results)の日系人の解析では、乳癌では日系人の方が重症度が低く、ホルモン受容体を有する率が低かったり、直腸結腸癌では日系人の方が病理学的重症度が低いなど、様々ながんで特徴が抽出された。ICGC(International Cancer Genome Consortium)データベースについては乳癌データを基に、遺伝子発現量のデータについて、早期癌の予後に影響力が強い病理グレードと各遺伝子発現量との関連を調べるために、Kruskal-Wallis検定を用いて解析を行った。
全体的に予後が良い早期癌の中でも早期に再発・転移して亡くなるケースがある。海外には大規模ながんデータベースがあり、それらを網羅的に解析することでその原因因子を推定することが期待できる。それらの因子がわかれば、早期癌においても積極的に補助療法を行うべきかどうか考慮することができる。また、原因遺伝子がわかれば、検査によって予後を推定したり、それをターゲットにした治療法の開発を試みるなど、早期癌で短期間で亡くなる人を減少させるための医学の進歩に貢献できる可能性がある。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 1件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 1件)
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