研究課題/領域番号 |
16K09050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
鈴木 都 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任助教 (70734242)
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研究分担者 |
大鳥 精司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40361430)
森 千里 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (90174375)
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研究協力者 |
Stone Laura S.
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 骨粗鬆症由来疼痛 / サルコペニア / 卵巣摘出骨粗鬆症マウス / 運動療法 / 抗NGF療法 / 予防医学 / 整形外科学 / 骨粗鬆症 / 慢性疼痛 |
研究成果の概要 |
1. 骨粗鬆症マウスモデルが有する疼痛過敏性に対し抗NGF抗体を投与することで、有意な疼痛行動および末梢神経感作の改善を認めた。骨粗鬆症性疼痛の遷延、および慢性化にNGFが関与することを示唆しており、抗NGF治療が骨粗鬆症患者が有する疼痛にとって有用な治療法であることを示唆している。 2. 骨粗鬆症に対する運動療法は、有意に骨密度を改善する効果はあるが、疼痛過敏性、筋量、運動量の改善には至らないことが示唆された。今後は薬物療法との併用などを考慮する必要があると思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨粗鬆症状態となると骨折の前段階で疼痛を自覚することがあり、これを骨粗鬆症由来疼痛と定義し、疼痛伝達機序や治療及び予防について動物モデルを用い研究を行なった。骨粗鬆症はサルコペニア(筋減少症)関連があること、疼痛過敏性があること、そして時にその痛みは慢性化することを学会、論文により広く発信することができた。骨粗鬆症由来疼痛の機序、適正な治療、予防法を確立することは、骨粗鬆症患者の健康寿命の改善やQOLを向上させるだけではなく、本邦の医療費削減に繋がる。
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