研究課題/領域番号 |
16K09098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
高尾 総司 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (50335626)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ソーシャル・キャピタル / 健康 / 職場 / 産業保健 |
研究成果の概要 |
「地域・職域連携の指標」として、一般化信頼に加えて、「村内」と「他市町村」の人への信頼の「ギャップ(不一致)」を考えた。具体的には、「一般的には信頼するのに、他市町村の人は信頼しない」というような回答が相当する。この「ギャップ」を曝露として、年齢、性別、主観的SES(Socioeconomic Status)、一般化信頼を調整した、主観的不健康(poor SRH; Self-rated health)およびK6を用いた心理的苦痛(K6>13)の、オッズ比と95%信頼区間は、それぞれ2.63(1.04-6.61)、2.50(0.59-10.56)であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのソーシャル・キャピタルと健康に関する研究が、対象とする集団については、地域は地域住民、職域では社員という形で別々に行われていたものであるのに対して、本研究では地域と職域の交流の場面を捉えたところに独自性がある。本研究で得られた成果をもとに、成果報告会において出された意見を反映させて地域・職域保健実務者向けの成果ハンドブックを作成した。①地域・職域の橋渡し型SCの醸成方法の提案、②具体的な連携例とSCによる評価結果の共有を通じて、地域内・職域内でも活用しうる方法を検討するための視点を提供した。これによりSCと健康にかかる活動を通して、地域活性化にも寄与しうる。
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