研究課題/領域番号 |
16K09117
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立がん研究センター |
研究代表者 |
島津 太一 国立研究開発法人国立がん研究センター, 社会と健康研究センター, 室長 (00466202)
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研究分担者 |
立花 宏文 九州大学, 農学研究院, 教授 (70236545)
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研究協力者 |
シャ フクネイ
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 分子疫学 / 緑茶 / カテキン / 胃がん / コホート研究 |
研究成果の概要 |
多目的コホート研究秋田県横手地域において、1989年の生活習慣アンケートに答えた40から59歳の地域住民11,657名を追跡し、372例の胃がん組織を収集した。胃がん組織は、67-kDaラミニンレセプター(67LR)の発現量の中央値により、高発現、低発現胃がんに分類した。Cox比例ハザードモデルによる多変量調整後の結果において、緑茶摂取頻度と高発現胃がんのリスクとの関連は認められなかった(傾向性のp値≧0.05)。低発現胃がんリスクについても、同様であった(傾向性のp値≧0.05)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
疫学研究では、緑茶摂取により胃がんリスクが低下する可能性が示唆されている。また、基礎研究では緑茶に含まれる(-)-epigallocatechin-3-gallate(EGCG)が、緑茶カテキン受容体である67 kDaラミニンレセプター(67LR)を介して抗がん、抗炎症作用を持つことが知られている。前向きコホート研究の対象者から発生した胃がん組織を用いた検討では、仮説を支持する結果は得られなかった。
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