研究課題/領域番号 |
16K09134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
小屋松 淳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (90714212)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カネミ油症 / ダイオキシン類 / 母子保健 / 母子手帳 / 乳幼児健康診査 / 母子健康手帳 / 医療・福祉 |
研究成果の概要 |
本研究はカネミ油症の次世代影響を研究しフォローアップしていくモデルケースの構築と提案を目指して実施した。長崎県五島市において母子手帳から周産期情報を収集し、その後の乳幼児健診との関連を調査した。カネミ油症の次世代影響を研究しフォローアップしていくモデルケースの構築と提案という意味では当初の目標を達成できたが、この研究モデルでは統計学的な有意差等を検討できるのに十分な数の協力者を得ることは難しく、その点においては再検討が必要と考えられた。 母子手帳を用いたデータベースの構築については、多くの利点があることが判明し、継続的に実施可能な次世代影響の研究となり得ることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は2019年6月にカネミ油症研究の最新の知見が集まる「令和元年度全国油症治療研究班会議(福岡市)」での報告を行い、社会への発信や専門研究者間での十分な協議や検討も行われました。今回の解析ではカネミ油症患者の子や孫の世代において統計学的な一般集団との発達発育の差は認めなかったが、症例数が限られており、本研究をもって結論を出すことはできませんでした。カネミ油症の次世代影響を研究しフォローアップしていくモデルケースの構築と提案という意味では当初の目標を達成できましたが、研究協力者数(n)を得るための取り組みも必要であることが示唆されました。
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