研究課題/領域番号 |
16K09135
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
後藤 あや 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00347212)
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研究分担者 |
植田 紀美子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 臨床研究支援室長 (60538081)
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研究協力者 |
弓屋 結 福島県立医科大学, 健康増進センター
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ヘルスリテラシー / 実践評価 / 参加型研究 / 形成評価 / 社会医学 / 地域保健 |
研究成果の概要 |
原発事故後に福島県内の保健医療従事者は、リスクコミュニケーションの難しさに直面した。そこで、専門用語の言い換え集と、健康情報の分かりやすさを評価する指標から構成されるヘルスリテラシーのツール集を、現場の保健医療従事者と協働して作成した。このツール集を用いた研修会に参加した保健師は、保健活動に関する住民からのフィードバックにより前向きな姿勢を持つようになった。また研修後に、実際に業務で用いるリーフレットを改訂する演習を行ったところ、住民による評価調査で、改訂後の資料の方が分かりやすいという結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、ヘルスリテラシーの概念は住民が健康情報を理解して使うスキルだけでなく、保健医療従事者が分かりやすく伝えるスキルまでをも含むようになった。分かりやすく「伝える」ことができれば、住民に高いレベルの「使う」スキルを求めなくてもよくなるという、シーソーの関係の考え方に基づく。本研究は学術的に、この関係を検証した。作成したツール集は、健康情報をより分かりやすく伝える保健医療従事者のスキルのみならず、保健医療サービスへのアクセスの向上に役立つと考えられる。
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