研究課題/領域番号 |
16K09139
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
小林 有美子 岩手医科大学, 医学部, 非常勤医師 (20740765)
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研究分担者 |
福島 明宗 岩手医科大学, 医学部, 教授 (20208937)
佐藤 宏昭 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40215827)
徳富 智明 岩手医科大学, 医学部, 講師 (90466219)
山本 佳世乃 岩手医科大学, 医学部, 特任講師 (90559155)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 遺伝性難聴 / ステークホルダー / 遺伝学的検査 / 新生児聴覚スクリーニング検査 / 遺伝教育 / 先天性難聴 / 人工内耳 / 医療・福祉 / 臨床遺伝学 / 聴覚医学 / 難聴児支援 |
研究成果の概要 |
先天性難聴は早期発見が有用な高頻度疾患である。岩手県は難聴児早期発見のための新生児聴覚スクリーニング検査(Newborn Hearing Screening、以下NHS)実施および難聴発見後の体制作りが立ち遅れていた。それゆえ包括的な検査及び支援体制作りが早急に必要である。一方、先天性難聴の原因の約半数は遺伝性であることから、そのステークホルダーへの遺伝教育はより良い支援体制作りに有用であろう。今回の研究では、彼らに遺伝、難聴の知識や関心関心を問い検討した。結果、医療、教育、行政から84名の回答を得ることが出来、かつ県内多職種ネットワーク形成のきっかけとなりえた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝・遺伝性難聴に関する知識を問う調査用紙を123名に配布、84名(回収率68.3%)から回答を得た。過去のレヴューでは、先天性難聴のステークホルダーたちには遺伝子検査により受けられる利益に関する情報が必要で、そのためのプログラムが必要であろうとしている。今回、当然現時点でそのようなプログラムは存在しないため多くの回答者において知識、関心は決して高いものではなかったが、遺伝教育ツールに関心を持った群が31例(36.9%)で聾学校教員らに多かった。今回の研究結果を踏まえ、有効な教育ツールを利用したステークホルダーらに対する遺伝教育を構築していく方向性が明らかとなった。
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