研究課題/領域番号 |
16K09143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
山田 浩樹 昭和大学, 医学部, 准教授 (20384498)
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研究分担者 |
太田 晴久 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 准教授 (00439366)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 精神科救急 / 再発、再燃 / 再入院 / 追跡調査 / スーパー救急 / アドヒアランス / 急性期治療 / 精神科救急入院料算定病棟 |
研究成果の概要 |
本研究への参加に同意が得られた患者は90人であり、女性が多かった。90人の患者の診断別の内訳は、気分障害が最も多く33%を占め、次いで統合失調症が16%であった。まだ完全に調査が終了していない患者がいるが、精神科救急病棟退院後、再入院でのドロップアウトは22%であった。再入院した患者は、再入院しなかった患者よりも1日の睡眠時間が少ない傾向があったため、不眠の出現が再入院の予測因子になる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神科救急病棟退院後の患者について、他院への通院患者も含めて追跡調査を行った研究は、おそらく本研究が初めてである。医療経済上も精神科救急病棟への早期の再入院はできる限り防ぐ必要があり、再入院のリスクを予測する因子の一つとして、睡眠時間の減少があることが示唆されたことは成果であると思われる。また、退院後の電話での追跡調査について、入院中に同意を得ることは難しいことが明らかになり、今後精神科救急病棟退院後の再入院防止のための仕組みについては電話以外の方法を考慮する必要があることも示唆された。データの解析は完全には終了していないため、本データからさらに知見が得られることも期待される。
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