研究課題/領域番号 |
16K09159
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
田畑 雅央 東北大学, 大学病院, 講師 (40621529)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 医療安全 / 医学教育-卒後 / 医療の質 / 医療安全教育 / インシデントレポート / e-ラーニング / 医学教育 / 初期研修医 / 初期臨床研修医 / 医療安全教育・研修 |
研究成果の概要 |
当院の初期研修医に対して患者安全に関する教育プログラムを提供しその効果を市中病院研修医と比較検討した。インシデントレポートを提出した研修医の割合は本プログラムの参加者の回答者は0%であり、市中病院でも35%であった。患者安全に関する用語は、参加者は100%が知っていたが市中病院では平均47%であった。研修医が必要と考える教育内容は、過去の重大事例、侵襲的な手技の注意点、麻薬・危険薬の扱い、コミニュケーションスキルが主であった。教育方法については、講義、事例研究、シミュレーションが回答者の50%以上が有用と思われると回答した。e-learningが有用だと回答した者は29%であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の調査では、参加者のインシデントレポート提出者は0%であり、他院と比べると少ない。提出していない理由としてはインシデントは経験していないというものであった。他の施設でも研修医のインシデントレポートの提出は少ないが、同様の理由が最多であった。初期研修医への医療安全教育には、研修医の特徴を考えた戦略が必要である。e-learningは個人の好きなときに見られるという利点があるが、多忙な研修医では活用されない可能性がある。また研修医は実際の事例に基づく事例検討会や、侵襲的な手技のシミュレーショントレーニングに有用性を見いだしている。今後新たな教育を実施する際にはにこれらの点を盛り込む必要がある。
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