研究課題/領域番号 |
16K09166
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 東京女子医科大学 (2018-2019) 新潟大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
和田 雅樹 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60297455)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 電子カルテ / 新生児蘇生 / シミュレーション / 医学教育 / 医療システム / NCPR / 蘇生記録 / チーム医療 |
研究成果の概要 |
わが国では新生児蘇生法の標準的な方法として、NCPR (Neonatala Cardiopulmonary resuscitation)が行われているが、蘇生の記録方法と記録の質に大きな課題がある。そこで、我々は簡単な操作で蘇生の経過、処置内容を入力できるシステム開発を行った。そのシステムはタブレット端末で操作可能で、時間経過に沿って児の状態と蘇生 処置を単純なタッチ操作で記録できる。NCPR講習会のシナリオセッションで本システムを用いて蘇生記録を行ったところ、従来の手書き記録法よりも正確に蘇生経過を記録することができた。特に蘇生経過の時間の記録において有効性が高かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児蘇生においては記録法が標準化されておらず、蘇生記録の質が担保されていないという問題が指摘されている。そのため、新生児仮死の原因分析や対応策検討において問題となることがある。 我々は簡単な操作で蘇生の経過、処置内容を入力できるシステム開発を行った。このシステムはタブレット端末で操作可能で、掲示的な蘇生記録を簡便なタッチ操作で入力できる。本システムを活用することで、新生児蘇生を正確に記録することが可能となり、その記録を基にして新生児蘇生の質を向上させ、新生児仮死の児の予後を改善することが期待される。さらに、蘇生法講習会のシナリオ演習へ活用することで教育効果を高めることができると思われる。
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