研究課題/領域番号 |
16K09167
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
種市 尋宙 富山大学, 附属病院, 講師 (60565050)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 集団感染 / メーリングリスト / 危機対応 / 情報共有 / 個人情報 / 災害医療 / 救急医療 / 多数傷病者 / 腸管出血性大腸菌 / 食中毒 / 国際連携 / 災害 / 医療情報学 |
研究成果の概要 |
多数重症患者が発生する感染症アウトブレイクの際に、初期対応において最も重要な点は情報共有である。2011年に富山を中心に起きた腸管出血性大腸菌の集団感染における医療情報共有のあり方を検討した。①メーリングリストの有用性、②行政との連携、③個人情報保護の課題、④海外システムの検討、⑤事後における臨床病態評価、に関する解析をそれぞれに行った。実例の集団感染における対応をモデルとした迅速な医療情報共有のあり方を提示できた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型インフルエンザ、SARS, MERS,などすでに多くの危険な集団感染が世界各地で起きている。わが国においてもそのリスクは同様である。迅速な初期対応で鎮圧することの重要性は間違いなく、そのためには初期の医療情報共有システムの構築は必須である。個人情報保護に関連した司法的な問題や情報共有システム構築の問題などはあらかじめ対処すべき内容であり、本研究において、そのモデルを示し、全国各地で迅速に応用することが可能であることを証明した。
|