研究課題/領域番号 |
16K09169
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 藤田医科大学 (2018-2019) 三重大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
田口 智博 藤田医科大学, 医学部, 講師 (30534820)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | チーム医療 / チームトレーニング / チームコーチング / プログラム開発 / アクションリサーチ / 主体性 / 関係性とチーム意識 / チームの目標と戦略 |
研究成果の概要 |
開発したプログラムの特徴は、どのような集団にも実施可能、3~6か月間・3~4日間の集合セッション、現場の課題を扱う実務、であった。 10の医療チーム(参加者80名と実施者21名)を対象にプログラムを実施した。 メンバーの主体性、メンバーの関係性とチーム意識、チームの目標と戦略、チームの成果のすべての尺度でプログラム実施直後と3か月後で直前に比べて有意に向上し、個人とチームの変化の中心カテゴリーであった。参加者は、心理的負担はあるが、満足度や業務への実用性は高いと認識した。チームが成果を上げ自走するには、プログラムの日数、チームの権限、チームの内の温度差、現場からの抵抗などが関連すると感じていた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1. 今後、あらゆる医療チームに対してチーム・トレーニングを実施することが可能となり、メンバーの主体性、メンバーの関係性とチーム意識、チームの目標と戦略、チームの成果が向上することに大きな社会的意義がある。また、プログラムは現場の課題を扱う実務であることから組織や地域へ貢献でき、医療の質の向上に寄与できる。 2. 効果を上げるチーム・トレーニングの要素が明らかになることで、多職種連携トレーニングといったチーム・トレーニング全体の更なる発展に寄与できるところに学術的意義がある。その結果、卒前・卒後医学教育においてチーム・トレーニングが多くの大学や医療組織で導入・展開されていくことが可能となる。
|