研究課題/領域番号 |
16K09173
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
栗原 幸男 高知大学, 教育研究部医療学系看護学部門, 教授 (00215071)
|
研究分担者 |
近藤 博史 鳥取大学, 医学部附属病院, 教授 (70186857)
石田 博 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50176195)
木村 映善 国立保健医療科学院, その他部局等, 統括研究官 (20363244)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 医療情報学 / 標準化 / EHR / 情報基盤 / 患者プロファイル / 医療情報 / EHR |
研究成果の概要 |
患者プロファイル情報(PPI)は医療者が把握しておくべき患者情報であり、容易にアクセスできるように診療録とは別途整備されるべきであり、各施設で整備されるPPIデータ項目は共通性が高いと予想される。しかし、実態は施設間に大きな差があることを明らかにした。また、PPIデータ項目の登録率も施設間で差が大きいことを明らかにした。この状況でのPPIの標準化と利活用のフレームワークとしては、100%合意ではなく、90%程度の合意で標準データ項目セットを設定し、必要に応じてデータセットを増やせるフレキシブルな枠組みにすることを提案した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
患者プロファイル情報(PPI)は診療上重要な情報であり、正確な情報が十分蓄積され、利活用できることが医療の質向上および臨床研究上からも求められる。本研究では、設定されているPPIのデータ項目は施設間で大きく異なり、登録率の高いデータ項目もかなり異なる実態を明らかにした。これにより、PPIの標準化は標準データ項目セットを一つ作成すれば進む訳ではなく、ニーズに応じた標準セットを適時設定でき、利用できるフレキシブルなフレームワークにすることが必要であることを提案した。これはPPIの標準化戦略や利活用のフレームワーク構築において重要な知見を与えるものであり、学術的にも社会的にも意義のある成果である。
|