研究課題/領域番号 |
16K09174
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
吉田 和代 佐賀大学, 医学部, 准教授 (00271122)
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研究分担者 |
野出 孝一 佐賀大学, 医学部, 教授 (80359950)
江村 正 佐賀大学, 医学部, 特任教授 (90274589)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 新人医療従事者 / 蓄積疲労 / ストレス / 睡眠 / 新人研修医 / 新人看護師 / Covid-19の影響 / 働き方改革の影響 / 蓄積的疲労徴候 / 新人医師 / Covid-19 / 働き方改革 / 蓄積的疲労 / 医師 / 看護師 / 蓄積的疲労度 / 新人医療者 / 医療従事者 / 研修医 / マネージメント / 心拍変動 / 自律神経 / リスクマネージメント / 疲労 |
研究成果の概要 |
蓄積的疲労徴候インデックス(CFS-I)や睡眠について、令和30年度までは、新人看護師、新人研修医に差は認めなかった。しかし、令和元年度以降は、新人看護師におけるCFS-Iの平均訴え数が多くなり、2年目でも減少しなかった。これには、Covid-19のパンデミックと、それによる医療現場の急激な負荷増や、医療従事者に課せられた行動制限によるストレスの関与が大きいと考えられた。一方、研修医についてはCFS-I平均訴え値が下がっており、働き方改革による蓄積疲労軽減の方がCovid-19の影響より大であったと考えられた。心拍変動に関してはCovid-19により同意が得られず、解析検証が困難であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療従事者は様々な身体的・心理的ストレスを受けやすく、特に経験が未熟な場合にその傾向が強い。本研究では、1、2年目の医師、看護師の疲労、精神的ストレス、睡眠不足が自律神経機能に及ぼす影響を、心拍変動解析を用いて検討することにより、その結果を職場におけるヘルスケアや就労環境の改善に応用することを目的としていた。研究期間内にCovid-19のパンデミックとそれによる医療現場の急激な負担増という予期せぬ負の要素と、働き方改革法の施行という要素が加わり、研究計画の修正は余儀なくされたが、新人医療従事者のストレスと不安の増悪や改善因子を知るうえで有意義な結果を残せた。
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