研究課題/領域番号 |
16K09198
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
法医学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
臼井 章仁 東北大学, 医学系研究科, 助教 (90588394)
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研究協力者 |
舟山 眞人
川住 祐介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 法放射線学 / 法医学 / 放射線診断学 / 死亡時画像診断 / 薬物中毒 / 頚椎損傷 / 死後CT / 法医解剖 |
研究成果の概要 |
死後CTによる薬物中毒死に関する研究結果について、自殺企図による経口的な薬物摂取の23症例を対象にしてのみだが、薬物摂取を示すCT画像所見(胃・十二指腸内のX線高吸収物)が出現する頻度、遺体発見現場における捜査情報との関連などを調査した。結果、遺書あるいは薬包などとともに、23例中20例(87%)に胃・十二指腸内のX線高吸収物がみられることが分かった。頚部損傷に関しては、周囲軟部組織の腫脹、頚椎配列の乱れ、椎体間の離開損傷を示す椎間板内ガスの存在などにより、診断可能である症例が少なからずあることが分かった。風呂溺については、解析できる症例数を蓄積できなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
解剖による死因診断は重要であるが、これを担う解剖医が不足している現状では、多くの死体について正確に死因診断するのは困難である。そこで、国内に広く普及しているCT装置を使用することで、これを補い、薬物摂取を示唆可能であることや、見落としやすい頚椎損傷の診断ポイントを示したことは大きな意味があると考える。
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