研究課題/領域番号 |
16K09228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
小林 良太 山形大学, 医学部, 助教 (80643189)
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研究分担者 |
川勝 忍 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00211178)
林 博史 山形大学, 医学部, 准教授 (00333956)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | レム睡眠行動障害 / レビー小体型認知症 / アミロイド / レビー小体 / 脳血流SPECT / アミロイドPET / MIBG心筋シンチグラフィー / ドパミントランスポーターSPECT / ドパミントランスポーターイメージング / レム睡眠行動異常 / RBDのアミロイドPET / イオフルパンSPECT / DLB超早期診断 / 老年医学 / 早期画像診断 |
研究成果の概要 |
レビー小体型認知症(DLB)の前駆とされるレム睡眠行動異常(RBD)において、DLBのマーカーであるMIBG心筋シンチグラフィー(MIBG)とイオフルパンSPECT(DATスキャン)の異常所見の有無、PiB-PETによるアミロイド(Aβ)病理の有無を検討した。MIBGやDATスキャンですでに異常を示す症例がほとんどであったが、両検査を比較すると、MIBGの方がより早期に異常を呈する可能性が示唆された。また、RBD例ではDLB例と比較してアミロイド陽性率が有意に低かった。アルツハイマー病では、発症の相当前からAβ沈着が始まるのに対して、DLBではAβ沈着は早期から始まらない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、レビー小体病に対する抗体療法や遺伝子治療の研究が進んでいる。レビー小体病の認知症や運動症状の発症前の段階での早期診断は、根本治療が開発された際に非常に重要となる。そのため、レビー小体病のマーカーであるMIBG心筋シンチグラフィーとドパミントランスポーターイメージングのどちらがより早期に異常を呈するかを検討したことは意義がある。また、レビー小体病ではアミロイドの有無が予後を悪化させることが知られているが、アミロイドの沈着がアルツハイマー病のように早期の段階からはじまっていない可能性が示唆されたことは、レビー小体病に対する抗アミロイド療法の意義を検討する新たな研究の必要性が示された。
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