研究課題/領域番号 |
16K09234
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
山本 武 富山大学, 和漢医薬学総合研究所, 助教 (70316181)
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研究協力者 |
伊藤 靖典
長田 夕佳 (80802016)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 葛根湯 / 経口免疫療法 / 制御性T細胞 / 腸管粘膜免疫 / 東洋医学 |
研究成果の概要 |
食物アレルギーの患者数は急増しているが、未だ根治的な治療法は存在しない。経口免疫療法(OIT)は、食物アレルギー疾患を根治し得る治療法として考えられているが、治療効率や副作用の問題があり、未だ研究段階の治療法とされている。申請者は、食物アレルギー病態モデルを用いて、葛根湯が食物アレルギーの発症を抑制することを明らかにしていることから、食物アレルギーの安全で治療効率の高い治療法の確立を目的として、OITと葛根湯の併用療法を考案し検討した。食物アレルギーを発症した病態モデルに対して、OITと葛根湯の併用療法は腸管に制御性T細胞を誘導することにより、OITによる治療効率を上げることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病態モデルを用いて、葛根湯と経口免疫療法の併用療法が、経口免疫療法による食物アレルギーの治療効果を増加させることを明らかにした本研究成果は、未だ治療法が確立していない食物アレルギーに対する漢方薬併用した有効な治療法の確立に繋がることが考えられる。
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