研究課題/領域番号 |
16K09263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 東京都市大学 |
研究代表者 |
早坂 信哉 東京都市大学, 人間科学部, 教授 (60406064)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 温泉 / 入浴 / 介護保険 / 特定健診 / 主観的健康感 / 幸福度 / 高血圧 / 代替医療 / 介護予防 / 生活習慣病 / 高血圧症 / 熱海市 / 睡眠 / 介護 / 医療費 / 医療・福祉 / 内科学 |
研究成果の概要 |
熱海市、熱海市医師会と連携して以下の結果を得た。 ①熱海市が介護保険で認定した要支援~要介護となった者2719人について経年的に解析したところ、温泉を所有している家庭の高齢者では介護状態が維持または改善していることとはオッズ比1.311 (95%信頼区間:1.025-1.677)であり有意に関連していた。 ②特定健診受診者では温泉を自宅で利用している者では主観的健康感、幸福度が有意に良好だった(n=1,691)。また、冬に週1回以上温泉を利用している者は降圧剤服薬割合は温泉群41.1%、非温泉群58.0%と温泉群で降圧剤の内服者の割合が有意に低く他季節でも同様だった(n=1,603)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、温泉の習慣的利用の健康への関連はほとんど調査されてこなかったが、熱海市の特定健診データや介護保険データを用いることで、主観的健康感などの主観的な健康指標へ良好な影響を与え、降圧剤の服用割合が低下することと関連があること、また介護状態が維持改善に関連することが分かった。温泉の習慣的利用が長期的な健康維持に関連することが分かり、積極的な温泉の利活用をする意義が見出せた。
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