研究課題/領域番号 |
16K09264
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
辻内 琢也 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (00367088)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ストレス / PTSD / 原発事故被災者 / 社会的ケアモデル / 自殺予防 / 多職種連携 / 構造的暴力 / 国際情報交換 / 支援オーガナイザー / 震災関連死 / 震災関連自殺 / 社会的ケア / 原発事故 / 心身医学 |
研究成果の概要 |
2011年3月11日の東日本大震災に派生して福島第一原子力発電所事故が発生した。本研究は、心身医学的な量的調査と医療人類学的な質的調査を通して、原発事故広域避難者のストレスや孤独死・自殺予防のための新たな「社会的ケア」モデルの構築を目指したものである。大規模アンケート調査、被災者・被害者へのインタビュー調査、ハーバード大学との海外連携、民間支援団体と共に企画実践するフィールドワークの4手法を用いた調査研究を継続してきた。PTSD症状を含む高いストレス度には、心理・社会・経済的因子が強く関与しており、社会的ケアには、医師・臨床心理士・社会福祉士・弁護士・司法書士らの協働体制の必要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)福島原発事故の状況を広く社会に伝えるための一般書籍「フクシマの医療人類学-原発事故・支援のフィールドワーク」(遠見書房,2019)の刊行、2)国際社会に向けた英文書籍「Human Science of Disaster Reconstruction」(Interboooks,2019)の刊行、3)国際雑誌Japan Forumに原著論文「Post-traumatic Stress Due to Structural Violence after Fukushima Disaster」の掲載、4)原告となった被災者救済と生活再建確保のための裁判所への意見書作成、以上4つの成果があげられた。
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